ライトルームとフォトショップの違い

ライトルームとフォトショップの違い-Main

私が表紙の撮影をさせいていただいたアドビ社の「フォトプラン」。売り上げも大幅に伸びているようで、お蔭様でそれに伴い、ライトルーム使い方講座を受講していただく方も順調に増えています。

フォトプラン

この「フォトプラン」では月々980円+税でライトルームとフォトショップがそれぞれ2台のパソコンで使える(同時使用は不可)のに加え、クラウドを介してスマートフォンやタブレット端末用の「ライトルーム・モバイル」というものが使えるようになっていて、大変お得だと思うのですが、使い方講座の受講生の方々がよく質問なさるのが、「ライトルーム(Lightroom)とフォトショップ(Photoshop)の違いは何か」という点。

そこで、今日は「ライトルーム」と「フォトショップ」の基本的な違いについて解説していこうと思います。




 
結論から先に述べてしまうと、こんな感じです。

① の「写真管理機能」というのは、あまりピンとこない方も多いかと思いますが、ざっくり言うと:

・写真選別機能
    と
・写真検索機能

のことを指します。
後ほど詳しく説明しますね。

② の「現像機能」というのは、わかりますよね。RAWで撮影した写真を編集して仕上げることを指します。

③ の「高度な編集機能」というのは一言で伝えにくいのですが、レイヤーやレイヤーマスク、ブレンドモードなど、ライトルームには無いツールを駆使して行う高度な編集作業だと思ってください。

それでは具体的に解説していきますね。
 

写真管理機能

– 写真選別
これは、「取捨選択」とか「絞り込み」と言ったりもしますが、複数の写真の中からより良く撮れている写真を探し出す作業のことですね。一度の撮影で100回以上シャッターを切る方も多いと思いますが、ライトルームには写真選別の為の機能が豊富に備わっているため、とても迅速に各写真を比較し、優劣を付けて、絞り込むことができるのです。

写真の具体的な選別方法に関しては、以下を読んでみてください。

 
– 写真検索

長い期間、仕事や趣味として写真を続けていると、撮影した写真の数も膨大になっていきます。そして、それに伴い、昔撮った写真は埋もれてゆき、だんだん見つけにくくなっていきます。数万枚の写真の中から条件を指定して、あっという間に写真を探し出すことをライトルームはとても得意としており、例えば、「3年前の11月に鎌倉の円覚寺で撮影した紅葉の写真で★が二つ以上付いているもの」といった条件を指定し、あっという間に探し出すことができるのです。




 

現像機能

これに関しては改めて説明する必要はないでしょう。いわゆる「RAW現像」の機能のことです。ここでは、写真の切り抜きやシャープネス、ノイズ除去など、「厳密にはRAW現像ではない」基本編集機能も「現像機能」の定義に含めています。「現像機能はライトルームだけに備わっている」、と思っている方が意外と多いのですが、実は現像機能はフォトショップにも付いています。正確に言うと、フォトショップに標準装備されている「Adobe Camera Raw」というプラグインがあり、それを使うことで、ライトルームと全く同じ現像を行うことができるのです。インターフェースは揃えていないので、ボタンの位置や、細かな操作方法は多少異なりますが。

フォトショップで行う現像の例はこちらの記事をお読みください。

 

高度な編集機能

曖昧な表現で恐縮ですが、ライトルームにはできない編集作業で、「レイヤー」や「レイヤーマスク」、「ブレンドモード」などを駆使して行うものです。例えば、以下のような編集は「周波数分離(Frequency Separation)」という機能を使い、一枚の画像を「テクスチャー」情報だけ含んだレイヤーと「色・明るさ」のみの情報を含んだレイヤーに分解して行います。「テクスチャー」のレイヤーでは肌のぶつぶつやひっかき傷を消し、「色・明るさ」のレイヤーでは頬の赤みを取り除きます。

新生児の頬-Before-After
 
また、以下の写真では缶ジュースをくり抜き、キッチンの床の上に配置。その後缶ジュースのホワイトバランスや彩度を調整することで、違和感のない仕上がりにしています。缶のレイヤーはコピーを作り、それをひっくり返してから「レイヤーマスク」を調整して、適度なぼかしを入れています。これにより、自然な反射を実現しています。アップル社がiPhoneの商品カットなどによく使っている手法ですね。

フォトショップ-くり抜き




 
障害物や、無駄な髪の毛を消すのもフォトショップの得意とするところです。解れ毛(ほつれげ)や俗にいう「アホ毛」などもフォトショップを使うと比較的簡単に消し去ることができます。

解れ毛2-Before-After
 

フォトショップを使ったポートレート写真の修整例はこちらのページに掲載していますので、よろしければご覧ください。
 
フォトショップ修整写真例ボタン
 
夜景撮影では、フォトショップの「スタック機能」というのを良く使います。ISO感度を1600もしくはそれ以上に上げて、シャッター速度を短くし、複数枚(例:16枚)連写します。そのうちの一枚を正しい明るさと色に現像した後、同じ現像設定を他の15枚の画像にコピー(同期)します。そして、全16枚をフォトショップのレイヤーとして開き、「レイヤーの自動整列」機能をかけます。ここで、「スタック機能」を使うと、高ISO感度撮影により発生したノイズが綺麗に除去できるのです。また、「ブレンドモード」の「比較(明)」を使うとビルの上の点滅灯が全て点灯した状態で表示することができ、キラキラ輝く宝石のような夜景写真が完成するわけです。スカイツリーは展望台の部分がリング状の照明になっていて、灯台の灯りのように回転を続けているのですが、16枚の合成だと、その照明が最も輝いている状態で表示することもできるのです。(因みにこの写真、シャッター速度を短くしての連写なので、実は、三脚すら使っていないのです。)

スカイツリー
 
他にもフォトショップにしかできない技はとても沢山あります。ライトルームの使い方をマスターしたら、是非、フォトショップにもチャレンジしてみてくださいね。もしよろしければ、私が自ら教えている「フォトショップ使い方講座」もご受講ください。各受講者の方のレベルに合わせ、マンツーマンで丁寧にお教えしています。プロのカメラマンの方々にも時々受講いただいています。特に、これまで自己流でフォトショップを覚え、使ってきた方は「こういう方法があったんだ~!」と目を丸くされます。

「ストアカ」というプラットフォームを介して講座を開催しています。基本的にはJR川崎駅から徒歩3分の会場で開催する、2時間の個人レッスンで8000円(税込)となっています。ご要望に応じて出張講座も行っており、東京23区内は2時間9500円、神奈川県内は12,000円になります。

ご希望の受講日時が決まったら、まずはご連絡ください!

 

各レッスンの詳細は以下のリンクをクリックしてください。

フォトショップ使い方講座 マンツーマン 2時間 (川崎開催)
フォトショップ使い方講座 マンツーマン 2時間 (東京23区出張)
フォトショップ使い方講座 マンツーマン 2時間 (神奈川県内出張)
 
 
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ライトルームとフォトショップの違いについて、ご理解いただけたでしょうか?
 
最後に付け加えておきたいことが一つだけあります。

これまでの説明で「フォトショップには写真管理機能がない」と書きましたが、フォトショップに付属するAdobe Bridge(アドビ・ブリッジ)というソフトを使うとある程度の写真管理ができるようになります。キーワード付けや著作権のプリセットを作って写真に割り当てたり、条件を指定して検索を行ったり、といった事が可能です。一方で、写真の選別機能(例:一度のロケで撮影した数百枚の中からベストショットを絞り込む機能)などはブリッジには存在しません。

お勧めはやはり、ライトルームで写真管理及び現像を行い、高度な編集はフォトショップに引継いで作業する、という使い方ですね。
 
マサ・オニカタ


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