公開日:2017年7月10日
最終更新日:2017年7月14日
今回の記事ではLightroom(アドビ・ライトルーム)を使いこなす為に是非覚えたいキーボードショートカットを紹介したいと思います。
Lightroomは元々プロのカメラマンの為に開発されたソフトなので、写真を選別→現像→書き出しといった一連の作業を迅速に行うためのショートカットが豊富に用意されています。「豊富に」と書きましたが、その数実に230個以上、さすがにこれら全てを覚えて使いこなしている人はいないでしょう。
ショートカットというのは実は諸刃の剣で、きちんと覚えて使いこなせるようになると非常に便利で、作業がとても速く進められるようになるのですが、中途半端に覚えて、誤ったショートカットを押してしまうと、自分が全く予期しなかったことが起きたりします。その結果がはっきりとわかるような大きな変化ならまだControl+Z(Macは⌘+Z)を押して前の操作を取り消せば良いのですが、目で見てわからない程度の変化だとたちが悪く、だいぶ後になってから、誤った操作をしたことに気付くことになり、長時間にわたった作業が水の泡になってしまうことさえあります。
つまり、ショートカットを使う上での大切なポイントは「使うショートカットを限定して、確実な操作を行う」ということになります。
他の方のウェブサイトでも「使えるショートカット」といった切り口で紹介されていますが、今回の記事ではLightroomヘビーユーザーである私が日常使っているショートカットだけを紹介していきますね。
基本的にライブラリモジュールのグリッド表示及びルーペ表示、そして現像モジュールで使うもののみの抜粋になります。それから、下の表に出ているショートカットはとりあえず、その操作を最初に全て試していただけるといいと思います。中には「へー、そんな機能があったんだー!」と思うようなショートカットも含まれているはずで、まずは、そういった機能にも触れていただくのが良いでしょう。
それから、画面が特定の状態になっていないと効かないショートカットも数多くあります。その場合は「結果」欄の文字列末尾に「括弧+アルファベット」で表記していますので参考にしてください。
例:
(G) = グリッド表示の場合のみ有効
(D) = 現像モジュールの場合のみ有効
(E & D) = ルーペ表示及び現像モジュールの場合のみ有効
(G & F) = グリッド表示及びフィルムストリップ表示の場合のみ有効
ショートカットを押したのに何の変化も起こらない、という場合は、そこで立ち止まらず、そのまま次のショートカットに進んでいただくと良いと思います。
なお、このページは、Lightroomユーザーの方々が時々訪れ、知りたいショートカットを簡単に見つけていただく、という目的で作成しています。ショートカットを見つけやすくするために敢えて一つひとつの機能の説明は省き、情報量を少なめに留めていますのでご了承ください。
ショートカットを押す際は必ず半角英数モードにしてくださいね。
パネル操作
結果 | Windows | Mac OS |
---|---|---|
サイドパネルを表示/非表示 | Tab | Tab |
すべてのパネルを表示/非表示 | Shift + Tab | Shift + Tab |
ツールバーを表示/非表示 | T | T |
フィルムストリップを表示/非表示 | F6 | F6 |
ライブラリフィルターバーを表示/非表示 (G) | \ | \ |
表示とスクリーンモードの変更
結果 | Windows | Mac OS |
---|---|---|
ライブラリのルーペ表示に切り替え | E | E |
ライブラリのグリッド表示に切り替え | G | G |
ライブラリの比較表示に切り替え | C | C |
ライブラリの選別表示に切り替え | N | N |
選択されている写真を現像モジュールで開く | D | D |
フルスクリーン表示 | F | F |
情報オーバーレイを切り替え (E&D) | I | I |
写真とカタログの管理
結果 | Windows | Mac OS |
---|---|---|
仮想コピーを作成 | Ctrl + Y | Command + Y |
次の/前の写真に移動 | 右向き矢印/左向き矢印 | 右向き矢印左向き矢印 |
選択されている写真を削除 | Backspaceまたは Delete | Delete |
除外した写真を削除 | Ctrl + Backspace | Command + Delete |
選択されている写真を書き出し | Ctrl + Shift + E | Command + Shift + E |
ライブラリモジュールで写真の比較
結果 | Windows | Mac OS |
---|---|---|
比較表示で選択写真と候補写真を入れ替え | 下矢印 | 下矢印 |
ズームを切り替え表示 (E&D) | スペースバー | スペースバー |
グリッド表示の最初/最後に移動 (G) | Home/End | Home/End |
サムネールのサイズを拡大/縮小 (G) | .(ピリオド)/,(コンマ) | .(ピリオド)/,(コンマ) |
複数の別個の写真を選択 (G & F) | Ctrl + クリック | Command + クリック |
複数の連続する写真を選択 (G & F) | Shift + クリック | Shift + クリック |
すべての写真を選択 (G & F) | Ctrl + A | Command + A |
すべての写真を選択解除 | Ctrl + D | Command + D |
写真のレーティングとフィルター
結果 | Windows | Mac OS |
---|---|---|
レーティングを設定 | 1-5 | 1-5 |
レーティングを削除 | 0 | 0 |
写真に採用フラグを立てる | A | A |
写真に除外フラグを立てる | X | X |
写真のフラグをはずす | U | U |
フィルターバーに複数のフィルターを開く (G) | Shift キー + フィルターのラベルをクリック | Shift キー + フィルターのラベルをクリック |
フィルターのオン/オフを切り替え (G) | Ctrl + L | Command + L |
ひとつ前の操作を取り消す | Ctrl + Z | Command + Z |
その他
結果 | Windows | Mac OS |
---|---|---|
クイックコレクションに追加 | B | B |
現像モジュールでの操作
結果 | Windows | Mac OS |
---|---|---|
選択されているスライダーを小さい単位で増加/減少 (D) | – (マイナス)/ ,(コンマ) | – (マイナス)/ ,(コンマ) |
選択されているスライダーを大きい単位で増加/減少 (D) | Shift + – (マイナス)/ Shift + ,(コンマ) | Shift + – (マイナス)/ Shift + ,(コンマ) |
スライダーをリセット (D) | スライダー名をダブルクリック | スライダー名をダブルクリック |
ブラシサイズを増減する (D) | ] / [ またはマウスホイールを動かす | ] / [ またはマウスホイールを動かす |
ブラシのぼかしを拡大/縮小 (D) | Shift + ]/Shift + [ 又はShit+マウスホイール | Shift + ]/Shift + [ 又はShit+マウスホイール |
部分補正マスクオーバーレイを表示/非表示 (D) | O | O |
ルーペと 1:1 ズームのプレビューを切り替え (D) | スペースバー | スペースバー |
ひとつ前の操作を取り消す | Ctrl + Z | Command + Z |
2017年7月10日に投稿した本記事ですが、以下を追記し、2017年7月14日に再投稿しました。
“ショートカットの一覧をLighroomの画面上に表示する機能については以下の記事をご覧ください”
今回の記事はここまでとなります。
Lightroomのショートカットはピアノと同じで、毎日少しずつ使うと着実に身に付きます。使う必要が無くても毎日立ち上げ、5分間Lightroomを操作するだけで大分差が出ます。是非トライしてみてください!
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