Lightroom プレビューの詳細説明と設定方法

公開日:2017年7月4日
最終更新日:2018年9月22日

Lightroom プレビュー-アイキャッチ画像

 

今回はLightroom(アドビ・ライトルーム)のプレビューに関して記事を書いてみたいと思います。


プレビューとは

 

プレビューというのは、Lightroomに読み込んだ写真をLightroom上で表示するために生成される画像のことを指します。最近のデジタルカメラは高解像度化が進んでおり、2000万画素以上が当たり前になってきています。そうなると、画像のファイルサイズも大きくなり、RAWで20MB、JPEGで5MB、なんていうことが普通にあります。(もちろん、この数値はカメラの仕様や、設定、更には被写体によって大きく変化します。)Lightroomは写真管理機能がとても秀逸なソフトで、次から次へと写真を表示して、簡単に比較、選別することができるのですが、オリジナルサイズの画像をその都度表示すると動きが重くなり、画像を素早く表示することができないため、サイズが比較的小さいプレビューを生成するのです。生成されたプレビューファイルはカタログファイルと同じ場所の「(カタログ名) Previews.lrdata」というフォルダに保存されます。

プレビュー画像があるお蔭でLightroomをサクサクと快適に使えるわけですが、プレビューはその解像度や画質の設定を変更することができます。ご自分のパソコン環境や、求める画質に合わせて変更しておきましょう。

(少々技術的な話をすると、厳密にはプレビューには「ライブラリモジュール用プレビュー」と「現像モジュール用プレビュー」というのがあります。「現像モジュール用プレビュー」にはサイズなどを設定することができませんので、今回は「ライブラリモジュール用プレビュー」に特化して説明させていただきます。)




 

プレビューの設定方法:

 

  1. メニューの「編集」>「カタログ設定」を選ぶ。(Macは「Lightroom」>「カタログ設定」)
  2. 「ファイル管理」のタブをクリックする。

以下の項目を適宜変更する。

 

カタログ設定-プレビュー

 

  • 標準プレビューサイズ
    これは、写真をルーペ表示やフルスクリーン表示する際の画像解像度です。
    「自動」を選ぶと、自分の使っているモニターの解像度を検知し、その解像度に設定してくれます。通常は「自動」に設定するのがお勧めですが、「少し画質を犠牲にしても良いから、ディスクスペースを節約したい」という場合は、「自動」で設定される解像度よりも低い値を選びます。逆に、「自動」の値より大きくするのはあまり意味がありません。例えば、ナビゲーターパネルで「1:1」の拡大率を選んだ場合(つまり、モニターの1ピクセルに写真の1ピクセルをそのまま表示することを選んだ場合)、その都度「1:1プレビュー」という、最も大きなサイズのプレビューが自動生成され、ディスクに保存されますので。
  • プレビュー画質
    こちらは圧縮率ですね。通常は「中」に設定しておけばOKです。設定によってプレビューファイルのファイルサイズが変わってくるのですが、23MBのRAW画像を使ってテストしたところ、「高」が9MB、「中」が3.6MB、「低」が1.9MBでした。

    (これらのファイルサイズは1:1プレビューを作成して計測したものです。)

  • 1:1プレビューを自動的に破棄
    上述のとおり、写真を拡大して「1:1表示」にすると、自動的にその写真の「1:1プレビュー」が生成されます。(確認は取れていないのですが、どうやら、ナビゲーターパネルで「全体」と「フル」以外を選ぶと、必ず「1:1プレビュー」が生成されるようです。) 通常は、この1:1プレビューは写真1枚あたり、数秒で生成されます。このプレビューファイルをどれくらいの期間、ディスクに保存しておくか、をここで選ぶわけですが、毎日同じカタログを拡大表示して閲覧する方は、このオプションで「30日後」などを選んでおくと良いでしょう。ただ、1:1プレビューはディスクスペースを消費しますので、通常は「1日後」か「1週間後」に設定しておきます。私の場合、同じ写真を2~3日かけて仕上げることもあるため、「1週間後」に設定しています。

以上がプレビューの設定ですが、実は、もう一カ所、プレビューの設定をする場所があります。写真をカタログに読み込む際に表示される画面です。

読み込み画面-プレビュー

 

画面右側の「ファイル管理」というパネルの中に、「プレビューを生成」という項目があり、プルダウンから以下の4つオプションを選択できるようになっています。

・最小
・埋め込みとサイドカー
・標準
・1:1




 

通常は「標準」にしておきます。多くの写真を同時に読み込む際、「1:1」を選んでしまうと、読込み時間が長くなるのと、ディスクスペースを大量に消費することになります。日頃Lightroomを使っている方はおわかりかと思いますが、拡大表示して、ピントなどの確認を行う写真はごくわずかしかないものです。そして、1:1プレビューは、写真を拡大表示する度に、1枚あたり数秒、もしくはそれ以下で生成することができるので、写真読み込みの際に自動生成するのは「標準」サイズのプレビューで十分なのです。

「最小」と「埋め込みとサイドカー」に関しては少々技術的な説明になりますので、読み飛ばしていただいても構いません。

「最小」と「埋め込みとサイドカー」を選ぶのは、「写真の読み込みが終わるまでの時間」を短縮したい場合のみ、と考えてください。

「最小」

こちらは、読み込み時に、サムネイルサイズのプレビュー画像のみを作る、という設定です。サムネイル画像は短時間で生成することができるため、「Lightroomへの写真の読み込み」にかかる時間を短縮できます。「読み込み」ダイアログの画面で「読み込み」ボタンを押すと、ライブラリモジュールのグリッド表示に切り替わり、画面には、読み込まれた写真のサムネイルが徐々に追加されていくわけですが、「最小」を選んでおくと、とてもスピーディーにサムネイル画像が増え、短時間で読み込みが完了します。写真の読み込みを早く終え、サムネイルサイズの画像をすぐに確認したい時はこの「最小」を選んでおくと良いでしょう。ただし、この時点では標準サイズのプレビューが生成されていないため、ルーペ表示の全体表示(写真一枚の全体が、欠けることなく画面に表示されている状態)にして一枚一枚確認する際に、遅延が生じます。新しい写真に切り替える度に、標準プレビューが生成されるために遅延が発生するのです。ただ、写真の読み込みが終了した後、標準サイズのプレビューが、バックグラウンドで徐々に自動生成されていきますので、しばらく時間をあけてからルーペ表示で写真確認を行うようにすれば、あまりストレスを感じることなく、選別などの作業を行うことができます。
 
 

「埋め込みとサイドカー」

実は、RAWファイルにはJPEG画像(以下、「埋め込みJPEG」と呼びます)が内包されていて、それをプレビュー画像として使用するのがこの設定です。

「埋め込みJPEG」に関して詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
 

 
「埋め込みJPEG」は、RAWと同じ、フル解像度の場合と、それ以下の場合があります。これは、カメラメーカーや、機種によって仕様が異なります。

お持ちのカメラの「埋め込みJPEG」の解像度を確認するには、こちらをクリックし、「Jeffrey’s Image Metadata Viewer」というサイトを開いてください。

以下の画面で、①RAW画像の場所を指定し、②「私はロボットではありません」にチェックを入れた後、③「View Image Data」のボタンを押してください。

Metadata Viewer画面2
 
20~30秒ほど待つと、画像のアップロードが終わり、以下のような画面が表示されます。

「full-resolution」と表示されていたら、フル解像度ということですが、それ以下のサイズの場合は、「○○ x ○○ピクセル」と表示されます。

埋め込みJPEG解像度

 
フル解像度の「埋め込みJPEG」の場合、ライトルームは、それをプレビュー画像としてそのまま採用するため、読み込みがとても早く終わります。また、写真を拡大してピントなどを確認しながら選別作業を行う場合も、「埋め込みJPEG」がそのままプレビュー画像として使われる(つまり、新たに1:1プレビューを生成することがない)ため、表示がとても早く、快適です。「写真の読み込み」と「選別」を一気に行ってしまいたい、という方には、この設定がお勧めです。

「埋め込みJPEG」がRAW画像の解像度に対して50%未満の場合、グリッド表示、及び、ルーペ表示の全体表示で「埋め込みJPEG」をプレビュー画像として使用します。一方、写真を拡大表示すると、その瞬間に1:1プレビューが自動生成されるようになっています。(つまり、拡大表示する時だけ、少し表示が遅れます。)

「埋め込みJPEG」が、RAW画像の解像度に対して50%~99%の大きさの場合は、Lightroomは、「フル解像度」の例と同様、「埋め込みJPEG」をそのままプレビュー画像として採用してしまいます。拡大表示しても、1:1プレビューは生成されないため、解像度が低い分、ピントの確認などは、しにくくなります。こういったケースでは、RAWとJPEGの両方で写真を撮影しておき、「埋め込みとサイドカー」を選択して読み込む、という方法があります。(このJPEG画像は、「撮影されたJPEG」と呼ぶことにします。)環境設定の画面の「一般」タブで、以下のとおり、「RAWファイルの隣にあるJPEGを別の写真として処理する」のチェックを外しておいてください。

RAWファイルの隣にあるJPEGを別の写真として処理する
 
この設定で写真を読み込むと、Lightroomは、1:1プレビューを生成する代わりに「撮影されたJPEG」をRAW画像のプレビュー画像として使用することになります。(「サイドカー」というのは、RAWの隣にある、「撮影されたJPEG」のことですね。)

いずれの場合も、「埋め込みとサイドカー」を選択する際には、環境設定の「一般」タブで以下のとおり、「待機中に埋め込まれたプレビューを標準プレビューに置き換えます」の欄のチェックを外しておいてください。「埋め込みとサイドカー」は、写真の読み込みから選別までの作業を一気に短時間で終わらせるために選ぶもので、「待機中に埋め込まれた…」をオンにしてしまうと、写真の切り替えが少し遅くってしまう(つまり本末転倒になってしまう)からです。

待機中に埋め込まれたプレビューを標準プレビューに置き換え
 
 
今回の投稿は以上となります。ご理解いただけたでしょうか。
 
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