ライトルームのカタログバックアップを自動的に削除する方法

バックアップ削除_秤

ライトルーム(Adobe Lightroom)の使い方講座、第4弾です。

前回は、

カタログファイルのバックアップの取り方

というトピックをカバーしました。

 

上記の記事の中で、「カタログファイルのバックアップはとても重要で、そして、ライトルームでは簡単にバックアップが取れるので便利」、という説明をしたのと同時に、「カタログのバックアップファイルは定期的に削除する必要がある」という話もしました。「バックアップファイルは常に新規に作成される(つまり、前回のバックアップファイルが上書きされるわけではない)」ためです。そして、残念な事に、ライトルームには古いバックアップファイルを自動的に削除するような機能は備わっておらず、結果、マニュアルで、自分が削除する必要があるのです。ただ、手動での削除作業はやはり、忘れます!
気が付くとバックアップファイルが沢山溜まっており、それだけで10GB分のSSDスペースを消費していた、なんてこともよくあります。




 
ということで、ここでは:

古いバックアップファイルを自動で削除する方法

をご紹介します。

なお、この操作はウィンドウズのバッチファイルを使うやり方で、Windows8.1でしか確認できていません。マックユーザーの方、ごめんなさい。
Windowsでも他のバージョンではうまくいくか、未確認ですので、悪しからずご了承ください。

それでは始めます。
今回は:

最新の○○個のフォルダーを除いて全てのバックアップフォルダーを削除する、というバッチファイルを作り、次に、「ローカル グループ ポリシー エディター」というのを使って、パソコンが起動する度に古いバックアップフォルダーを削除する

ということを行います。

まずは、バックアップファイルを保存するフォルダーを見直しましょう。

前回の記事「ライトルーム、カタログのバックアップを取る方法」では、「バックアップファイルはGoogleドライブに保存するのがお勧め、と書きました。無料で使えるクラウドストレージの容量が多く、使い勝手も良いためです。ところが、Googleドライブにバックアップファイルを保存し、ウィンドウズのバッチファイルを走らせると、うまく動作しません。理由は、Googleドライブの場合、パスに、

「C:\Users\(ユーザー名)\Google ドライブ」

というふうに、全角文字が入ってしまうから、です。

ですので、自動的に古いバックアップファイルを削除するバッチファイルを使いたい場合は、以下の3つを検討してください。

① Googleドライブのフォルダー名を変更し、半角にする(例:「Googleドライブ → Google_Drive」)
② Googleドライブのフォルダーにデフォルト以外のフォルダーを使用する。(このフォルダーのフォルダー名は半角英数文字にする。)

③ Googleドライブ以外のクラウドストレージ・サービスを利用する。(例:MicrosoftのOneDrive)

①と②に関しては、慎重に行ってください。これまで既にGoogleドライブを利用していて、誤消去したくないファイルがGoogleドライブ内に存在している場合は、必ずバックアップを取ってから自己責任で設定変更を行ってください。

設定の方法を調べるには、検索エンジンに①の場合は「Googleドライブ」「フォルダ名」「変更」と打ち込み、②の場合は「Googleドライブ」「同期 」「フォルダ」「変更」などと打ち込んでみてください。

2017年9月20日追記
2017年7月中旬に「Googleドライブ」が「バックアップと同期」というサービスに変更になりました。この結果、パソコン内の任意のフォルダーをクラウドと同期させることが可能になり、例えば、C\Users\ユーザー名\Documents(これはいわゆる「ドキュメント」フォルダーですね)などを使うことができるようになりました。ドキュメントフォルダーの中に「Lightroom_Catalog_Backups」などといったファルダーを作成し、そこにカタログファイルのバックアップを保存すればよい、ということですね。この時、「ユーザー名」の部分も半角英数の文字を用いておけば、パスはC\Users\(UserName)\Documents\Lightroom_Catalog_
Backups\」となり、全て英数半角文字になります。




 
今回のバッチファイル作成の例は、MicrosoftのOneDriveを使って説明させていただきます。Googleの「バックアップと同期」や他のクラウドストレージサービスを使う場合も、設定方法は同じですので、読み進めてくださいね。

OneDriveをインストールしていない方は、下記を参考にインストール作業を行ってください。

https://onedrive.live.com/about/ja-jp/download/

インストールが終わるとCドライブ内にSkyDriveというフォルダーが作成されますので、その中に、「Lightroom_ Catalog_Backups」というフォルダーを作り、更に、その中に、カタログファイル名のついたフォルダーを作っておきます。カタログファイルが、「2016.lrcat」という名前の場合は、「2016」というフォルダーになります。

この場合、パスは、下記のとおりとなります。

C:\Users\(UserName)\SkyDrive\Lightroom_Catalog_Backups\2016
()内はもちろん、実際のユーザー名です。必ず半角英数文字を使い、スペースなどは用いないでください。

これができたら、ライトルームを使ってこのフォルダーに、4つぐらいバックアップファイルを試しに作ってみます。

ライトルームの起動>終了>バックアップを作成、という操作を4回繰り返せば4つのバックアップファイルが作られます。終了時に表示される「カタログのバックアップ」のダイアログでは、「バックアップフォルダー」の欄に正しい保存場所が表示されているか、必ず確認してください。

カタログバックアップ画面4

 
ライトルーム終了時に「バックアップを作成」の画面が表示されない場合は、カタログ設定を変更する必要があります。編集メニュー(MacはLightroomメニュー)から「カタログ設定」を選んでください。
下記の画面が表示されますので、「Lightroomが終了するたび」を選んで「OK」を押してください。

カタログ設定-LRが終了するたび




 
次は

バッチファイルの作成です。

まずはテキストエディタなどを使って、テキストファイルを作ります。(拡張子が.txtのファイルです)
新規の画面を開いたら、下記のとおり入力してください。

cd /d “(バックアップファイルが保存されているフォルダーのパス) ”
for /f “skip=2 delims=,” %%A in (‘dir /b /o-n’) do rd /s /q “%%A”

先ほどの例をそのまま使うと、

cd /d ” C:\Users\(UserName)\SkyDrive\Lightroom_Catalog_Backups\2016 ”
for /f “skip=2 delims=,” %%A in (‘dir /b /o-n’) do rd /s /q “%%A”

になります。
これは、「最新の2つのフォルダーを除き、古いフォルダーを全て削除」というバッチになります。
必要に応じて「skip=2」の数字を変更してくださいね。

このファイルをまずは「.txt」として保存します。ファイル名には必ず英数半角文字を使ってください
(例:2016_backups_auto_delete.txt)。このファイルの保存場所も、パスに日本語などの全角文字が入っていないものにする必要があります。カタログバックアップが保存されているフォルダーの一つ上の階層に、「Batch_Files」などといったフォルダーを作り、その中に保存すると良いでしょう。

例:
C:\Users\(Username)\SkyDrive\Lightroom_Catalog_Backups\Batch_Files
の中に、「2016_backups_auto_delete.txt」というファイル名で保存。

保存ができたら、最後にファイルの拡張子を「.bat」に変更します。




 

次に、

「ローカル グループ ポリシー エディター」を使って、パソコンが起動する度に古いバックアップフォルダーを削除する設定

を行います。

ウィンドウズの「プログラムとファイルの検索」的な場所を開き、「gpedit.msc」と入力してエンターを押してください。(カギ括弧の中身だけ入力してくださいね。)
「ローカル グループ ポリシー エディター」の画面が開きます。

画面右の「ローカル コンピューター ポリシー」の欄で「コンピューターの構成」をダブルクリックしてください。

ローカルグループ_ポリシー_エディター1
次に「Windowsの設定」をダブルクリックします。
 
ローカルグループ_ポリシー_エディター2
次に、「スクリプト(スタートアップ/シャットダウン)」をダブルクリックしてください。
 
ローカルグループ_ポリシー_エディター3
そうすると、画面の右に「スタートアップ」「シャットダウン」という項目が出できますので、「スタートアップ」をダブルクリックします。
 
ローカルグループ_ポリシー_エディター4
「スタートアップのプロパティ」画面で「追加」を押します。
 
ローカルグループ_ポリシー_エディター5
「スクリプトの追加」の画面が表示されますので、「参照」ボタンを押してから、上述のバッチファイルの場所を指定してください。

例:
C:\Users\(Username)\SkyDrive\Lightroom_Catalog_Backups\Batch_Files\2016_backups_auto_delete.bat

スクリプトの追加画面
あとは「OK」を2度押した後、「ローカル グループ ポリシー エディター」の画面を閉じるだけです。
 
 
作業は以上で完了です。

早速コンピューターを再起動して、古いバックアップファイルが削除されているか、確認してみてください。

 

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