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Lightroom6の今後

Lightroom6vsClassic_CCvsCC-featured

2017年10月18日にアドビ・ライトルームのアップデートが発表され、これまでのLightroom CCが2つに分岐しました。一つはLightroom Classic CCと呼ばれるもので、従来のLightroomの正常進化版です。もう一つは、Lightroom CCの名前をそのまま継承しながらも、中身はクラウドベースになった新世代版ライトルーム。

Lightroomのアップデート内容に関しては以下の記事で詳細に解説していますのでご一読ください。

10月18日の夜、ついにLightroomの2017年アップデートがリリースされました。そして、少々驚かれた方も多いかと思うのですが、これまでのLightroomが分岐し、2つの異なったソフトになったのです。(実はちょうど一年前、Adobe Maxという、アドビ本社のイベントでこの開発が発表されてはいたのですが。)今回正式に発表された2つのソフトはそれぞれ、Lightroom Classic CCと、Lightroom CCと呼ばれています。正式にはAdobe Photoshop Lightroom Classic CCと、Adobe Photoshop Lightroom CCという長い名前です。今回の記事では、早速、以...
Lightroom Classic CC vs. (新) Lightroom CC - ミヤビプロダクション

 
そして、残念なことに、買い取り版のLightroom6には新バージョンは存在せず、いずれは販売が終了になるそうです




 
アマゾンでは、2017年11月2日時点で、買い取り版Lightroom6のパッケージ販売は終了しており、ダウンロード版のみが15,708円で売られています。

アドビ・ジャパンに問い合わせたところ、「Lightroom6は今後、ニコンD850用のソフトウェア・アップデートを計画しているものの、その他のサポートは予定がない」ということです。

「買い取り版Lightroom7が発売されたらLightroomを始めてみよう」、と思っていた方は、残念ですが、今のうちにLightroom6を購入するか、もしくは、フォトプランなどに契約し、月々980円(+税)を支払って、Lightroom Classic CCか、(新)Lightroom CCを使うしかないようです。

もし、買い取り版を諦めて、月々料金を払うサブスクリプション版を導入する場合は、いくつか選択肢があります。前回の記事でも触れたのですが、10月18日の発表で、アドビ社からのプランにバリエーションが増えたのです。どのプランにすべきかお悩みの方は、以前から存在していたフォトプラン(980円+税/ 月)がお勧めです。Lightroom Classic CC 、Lightroom CC、Photoshop、Bridgeという4つのソフトをインストールして使うことができます。


プラン一覧をPDFでご覧になりたい場合はこちらをクリックしてください。




 
なお、Lightroom Classic CCと(新)Lightroom CCは、どちらかを選択してインストールするべきなのですが、お勧めはLightroom Classic CCの方です。(新)Lightroom CCは新しいソフトで、まだ、だいぶ未完成の印象を受けます。現像機能もLightroom Classic CCと比較すると少ないですし、「写真を2枚隣り合わせに並べて表示し、拡大してピントを比較する」といった機能もありません。(新)Lightroom CCの「売り」は、元画像(オリジナルのRAWやJPEG画像)をそのままクラウドにアップロードして、モバイルデバイスなどからもアクセスして使える、というものなのですが、元画像はファイルサイズも大きいので、月々980円のフォトプランに付いてくる20GBはあっという間に埋まってしまいます。そうすると、「フォトプラン(1TBストレージ付き)」というプランに乗り換えなくてはならず、月々の料金も1980円になってしまいます。1TB 以上のストレージが付いたプランの料金は、きっとこれから見直しが入ると思います。この料金設定だと(新)Lightroom CCは普及しないでしょうから。

とりあえず、今はLightroom Classic CCを導入しておき、機能が追加になったり、プラン料金が引き下げられたりして、普及が進んだ時点で(新)Lightroom CCへの乗り換えを検討する、というので良いと思います。

※Lightroom Classic CCの場合、「スマートプレビュー」という比較的小さい画像をクラウドにアップロードして、モバイルデバイスと共有(Lightroom Mobileを使用)できますので、この場合、クラウドのストレージ容量をあまり心配しなくても大丈夫です。

スマートプレビューに関しては、こちらをご覧ください。

Lightroomの「スマートプレビュー」という言葉、耳にしたことあるけど、何の目的で、どうやって使うかわからない、という方、多いと思います。実はLightroomには主に4種類のプレビューファイルがあって、そのうち2つはライブラリモジュールで使うもの、残りの2つは現像モジュールで使用するものです。 標準プレビュー → ライブラリモジュール用 1:1プレビュー → ライブラリモジュール用 現像プレビュー → 現像モジュール用 スマートプレビュー → 現像モジュール用(adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({});&nbs...
Lightroomのスマートプレビューって何? 徹底解説します! - ミヤビプロダクション

 
Lightroom Mobileに関しては以下の記事をお読みください。

この記事は2017年7月2日に投稿し、その後、2018年10月1日に一部情報を更新したものです。今回の記事はLightroom Classic CCやそれ以前のバージョンのLightroom CCを対象としています。買い取り版Lightroom(例:Lightoom 5/ Lightroom 6)や、2017年10月18日にリリースされた、Lightroomのクラウドベース・バージョン(現在は、これがLightroom CCと呼ばれています)は対象外ですのでご了承ください。ご利用中のバージョンが何か不明の場合は、以下のページでご確認ください。 今回はLightroom Mobile(アドビ・ライトルームのモバ...
最初に理解しておくべきLightroom Mobileの仕組み - ミヤビプロダクション

 

今回の記事はLightroom Classic CCやそれより古いバージョンのLightroomを対象としています。2017年10月18日にリリースされた、Lightroomのクラウドベース・バージョンは対象外ですのでご了承ください。ご利用中のバージョンが何か不明の場合は、以下のページでご確認ください。 以前の投稿で、Lightroom Mobileの利点や制約、そして仕組みに関して細かく説明させてもらいました。   Lightroom Mobileは比較的新しいサービスですし、正直、改善の余地は沢山あると思います。ただ、Lightroomがモバイル・デバイスで...
Lightroom Mobileの使用例 - ミヤビプロダクション

 
 
今回の記事はここまでです。
 
 
これからLightroomを導入してみたいとお考えの方、既にLightroomを使っていて、その理解を更に深めたいと思っている方は、是非一度、私のライトルーム使い方講座を受講してみてください。
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