Lightroom:地味だけど便利な設定~拡張セル

拡張セル-Main

Lightroom(アドビ・ライトルーム)の、意外と知られていない、「地味だけど便利な設定」第2弾です。

前回は、現像の際に便利な「単独モード」設定に関して解説しました。

単独モードにご興味のある方はこちらをご覧ください。

 
今回はライブラリモジュールのグリッド表示(サムネイルサイズの画像が表示されているモード)で使用する「表示オプション」の「拡張セル」というものについて説明していきますね。




 
Lightroomを起動し、キーボードの入力モードを半角英数にしてから「G」キーを押すと、画面がグリッド表示に切り替わります。(Lightroom起動時に既にグリッド表示になっている場合もあります。)

この時、Lightroomの初期設定では、表示モードが「コンパクトセル」というものになっています。それぞれのサムネイルの左上に大きな数字(インデックス番号)が表示されていると思います。

グリッド表示-コンパクトセル
 
これだと、表示される情報量がとても少ないですし、そもそもインデックス番号はあまり重要な情報ではないので、設定を変更します。




 
メニューの「表示」>「表示オプション」を選んでください。以下の「ライブラリ表示オプション」画面が現れます。

ライブラリ表示オプション-設定前
 
この画面の「グリッド表示」タブで、「グリッドエクストラを表示」のプルダウンから「拡張セル」を選びます。次に、「拡張セルエクストラの欄を以下のように設定し、画面右上の「X」マークを押して、画面を閉じてください。

ライブラリ表示オプション-設定後
 
これにより、グリッド表示の各サムネイルに「撮影日時」、「シャッター速度、絞り、ISO感度」、「コピー名またはファイルベース名(拡張子のないファイル名)」そして「ファイル拡張子」が表示されるようになりました。

グリッド表示-拡張セル
 
こうしておけば、ファイルの詳細を確認するために、いちいちルーペ表示(画面に写真が1枚だけ表示されている表示モード)に切り替える必要がないため、少し作業効率が上がります。

なお、拡張セルエクストラ欄の上記設定は、長年Lightroomを使ってきた私のお勧めです。
私の場合、撮影の現場で設定を細かく変え、同じカットを何枚も撮ることが多いため、グリッド表示に「露出とISO」の情報が表示されているととても助かります。また、「コピー名またはファイルベース名」を選んでおくと、仮想コピーを作り現像を行った場合に「コピー1」、「コピー2」といった情報が表示されるので便利です。そして、通常、カタログにはJPEGとRAWの両方を読み込ませ、写真の選別作業を行いますので、ファイルの拡張子が表示されていることがとても重要なのです。

異なったニーズをお持ちの場合は、もちろん、自由にこの設定を変更してくださいね。




 
このように、少しずつ、自分の好みやニーズに合わせて設定を変えていくことでLightroomはより一層便利なツールに進化していきます。
 
 
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