NG写真が激減する!「液晶モニタールーペ」

液晶モニタールーペ-Main
今回は、意外と知られていない、とても便利な撮影ツールのご紹介です。
 
一般的には「ルーペ」とか、「液晶モニタールーペ」と呼ばれているもの。
見てお分かりのとおり、液晶モニターに押し当てて覗きこむものです。このツールのメリットは「周囲が明るい時に光を遮断できるので液晶に表示された画像をきちんと確認できる」ということです。それ以上でもそれ以下でもありません。

ただ、それができると何が良いかというと:

① ピントの確認が正確にできる。現場ではきちんとピント合わせをしてシャッターを切ったつもりだったのに、帰宅して大きな画面で表示したらわずかにピントがずれていた、なんていうこと、良くありますよね。ピントの確認はシャッターを切る前、もしくは切った直後に液晶モニターの画像を拡大して行うものですが、ピーカン照りの日などはモニターが良く見えないため、諦めてしまいがちです。そういった時にルーペがあると液晶がはっきり見えるので問題なくピントの確認ができます。




 
② 構図もしっかり現場で確認できます。私が写真教室で生徒さんにお伝えしているのは、「構図は粗探し」だということ。つまり、撮影の際に「今の構図は何かが間違っているに違いない!」と思って、必死にその問題点を探してみるのです。そうやって疑ってかかると意外と簡単に「粗」が見つかるものです。木の枝が中途半端な位置で切れていたり、水平線が微妙に傾いていたり、画面に意図しないゴミや電線が入っていることもありますね。ルーペを使って、集中して液晶画面を見つめると、こういう問題がとても見つけやすくなるのです。現場で問題点が発見できれば、すぐに修正し、撮り直すことができます。
 

中途半端に途切れた樹木

中途半端に途切れた樹木


 
傾いた水平線

傾いた水平線


 
水面のゴミ

水面のゴミ


 
電線

電線


 
「EVF (エレクトロニックビューファインダー)で十分なのでは?」という考えの方もいると思います。最近はミラーレスカメラのEVFの性能が上がっており、とてもくっきりとした画像が表示されます。EFVだと、周りの無駄な光が遮断でき、便利なのですが、0.5型程度の小さい液晶にピタッと目を付けてみる画像はあまり見やすいものではなく、また、個人的にはEVFは、フォーカスリングを回した時に少し遅延があるように思います。リングを回した結果がEVFに映し出されるまで少しタイムラグがあって、いつもフォーカスリングを回し過ぎてしまうのです。(最新のカメラでは改善されているのかもしれませんが。)

ということで、やはりお勧めは「液晶モニタールーペ」です。




 
さて、こんなに便利なルーペですが、色々なメーカーから販売されていて、数多くの選択肢があります。私も購入時、ヨドバシカメラさんのお世話になり、だいぶ時間をかけて品定めをさせてもらいました。そして、辿り着いたモデルがこれです。
 
Hoodmanルーペ
 
アメリカのカリフォルニア州に本社を構えるHoodmanというメーカー。日本では(株)ケンコープロフェショナルイメージング(KPI)さんが代理店になっています。日本国内は「フードマン」という発音で統一しているようですが、アメリカでは「フッドマン」という発音のようです。

Hoodman製のルーペは以下の点が優れています。

  • レンズ部にガラスを使っていて、液晶がくっきり見える (他社のものはプラスチックが多く、画面が少し見にくい印象を持ちました。)
  • 視度調整機能が付いている。先端の部分にダイアルが付いていて、それを回すことで、カメラのビューファインダーと同じような視度調整ができます。
  • アイマスク(別売り)が装着できる。これを付けることでよりしっかりと周囲の光をブロックできます。アイマスクにはレンズが付いていて、3倍に拡大することができます。

Hmag3.0

なお、Hoodman製のルーペには2つのサイズがあります。3インチタイプと3.2インチタイプ。ご自分のカメラの液晶に合わせてサイズを選ぶ必要があります。(大は小を兼ねる、と考えてしまいがちですが、3インチの液晶に3.2インチのルーペを使うと大きすぎて、ルーペを押し当てた際に誤ってモニターの隣にあるボタンを押してしまいます。)




 
さて、こんなに便利なHoodmanルーペなのですが、実は8月に新商品が発売になるようです。と言ってもアメリカ本国での話で、新商品が日本で買えるようになるまで少し時間がかかるかもしれないのですが。

今度の商品の新しい点は、レンズ部分が共通で、袴(はかま)の部分(フードの部分)が交換可能なところ。つまり、3インチモニター付きのカメラと3.2インチモニターのカメラを持っている人の場合、袴だけ取り換えれば良い、ということになります。レンズ部分は袴付きでないと購入できないので、例えば3インチ用のセット商品に加えて3.2インチ用の袴を買う、もしくは、3.2インチ用のセット商品に加えて3インチ用の袴を買う、ということになります。

アメリカの発売は8月上旬とのこと。セット商品の価格は89.99アメリカドル。追加購入用の袴部分は29.99ドルのようです。3インチ用も3.2インチ用も価格は共通ですね。

以下、アメリカの新商品サイトになります。
 
3インチ用セット商品:
http://shop.hoodmanusa.com/product-p/h30mb.htm
 
3.2インチの袴部分:
http://shop.hoodmanusa.com/product-p/h32b.htm
 
3.2インチ用セット商品:
http://shop.hoodmanusa.com/product-p/h32mb.htm
 
3.0インチ用袴部分:
http://shop.hoodmanusa.com/product-p/h30b.htm
 
なお、このサイトを見ると、新商品はレンズ部分が3枚構造になっていると書かれています(旧型商品は2枚レンズ構造)。ということは、拡大表示機能がレンズ部分に組み込まれる、ということなのだと思います。実際にアメリカでは上述の3倍表示のアイマスクが「生産終了」となっており、代わりに、3倍表示機能のないアイマスク(つまりレンズの付いていないアイマスク)が発売になっています。
http://shop.hoodmanusa.com/product-p/hte.htm

あくまでも推測ですが、新しく発売になるセット商品(レンズ部分と袴のセット)と、上述の3倍表示アイマスク(現在日本で販売されているもの)を組み合わせて使うことができない、ということなのかもしれません。

ということで、Hoodmanの液晶モニタールーペ、もう少しだけ待って、新商品を購入することをお勧めします。

ミヤビプロダクションのサイトでもアップデート記事を掲載しようと思いますので時々チェックしてみてくださいね。
 
Hoodman本社に確認したところ、「新商品のH32MBとH30MBは等倍表示仕様になっており、3倍拡大機能は搭載されていない」ということでした。また、生産終了となっている3倍拡大用アイマスク(HMAG3.0)は8月15日時点で日本国内の市場在庫がまだ残っているようです。新商品の詳細と、HMAG3.0の販売状況に関しては以下の記事をご覧ください。

 

 
なお、「ストアカ」というプラットフォームを介して私が開催している「みなとみらい夜景撮影講座」では、Hoodmanの液晶モニタールーペの現行商品をお試しいただくことが可能です。

よろしければ是非一度受講してみてください。

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